名古屋市 羽目板戸 改築工事 続き
こんにちわ。今日も本当に暑いですね。暑いとあまり言いたくないのですが、つい言って
しまいます。今日の僕の一日は午前中はゼネコンさんの現在進行中の現場の施工パトロールに
行ってきました。大きな現場で、まだ1階部分のコンクリート打設しか進んでいませんでしたが、
弊社は11月くらいに家具、建具を納める予定です。パトロールは普段きずかない現場のことや、
注意点などがわかったりするので、勉強になります。今回は監督さんから足場上での積載過重
についていろいろと教えてもらいました。
今回ご紹介するのは前回の続きの羽目板戸です。工場で職人さんが上手に仕上てくれても、
取付がいまいちでは全く意味がありません。今回は羽目板材が特殊な材料なのでいつも以上に
気を使いました。
少し見ずらいですが、左側が引き違い戸、右側が片引き込み戸です。手掛けの高さもそろい、
羽目板の板幅もほぼ揃えることができ、これなら合格点です。
この丸窓にはステンドグラスがはいります。塗装屋さんが建具の小口、ガラス小口などの塗装
を行ったのちにガラスを取付ます。ちなみに小口の材料は羽目板材と合わせたナラ材を使い、
塗装をすればほぼ違和感のない、一体感のある建具に仕上がります。
これは引き違い戸の横から見た写真です。鴨居が昔ながらのしゃくりだったので、すこしでも
戸の厚みがほしかったので、建具の上の部分の切りかきを会いジャクリを行いました。扉の厚さは
36mmです。
引き手の位置も羽目板のjointの芯の位置に取り付けました。こうしますと羽目板のjointが
際立って感じよく見え、羽目板の全体の雰囲気がとてもよく出ています。
今回の建具は羽目板材、引き手、取っ手などはお客様からの支給品でした。支給品は個性の
あるものが多いため、楽観的に考えていると問題がおこる場合があります。たとえば製作の段階
で材料がひどくそってしまい、建具が作れない。また引き手が思っていたより扉からでっぱるため
引き違い戸の場合、扉がすれ違う時に引き手があたってしまい開け閉めができない。などです。
今回は戸の隙間は6mmもうけました。まずあたることはないと思います。今のところお客様から
何も連絡がないので、まあ1年くらいは様子を見ていただけたらと思います。
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