名古屋市 羽目板戸の製作。
こんにちわ。梅雨が明け、いよいよ夏本番というような暑さが続いています。
弊社はといいますと、先月はばたばたと住宅、病院、工場などの現場の施工、取り付けで
走り回っていましたが、今月はちょっと一休みといったところです。ですが来月納めの現場も2、3件
あり、来月はお盆休みなどがありますから今から段取りをしておかないと大変なことになります。
今回ご紹介するのは羽目板戸の製作です。羽目板とは幅を100mmくらいに切った無垢板を
芯組した芯材に張り合わせて造る建具です。今回はお客様から支給していただいた材料での
製作になります。
これは支給された無垢板の厚さを削って薄くしたものです。最初10mmくらいの厚みでしたが
10mmの厚みのまま建具を製作すると反りの原因になったり、扉が重くなりと不安要素があります
ですから今回は厚みを5mm近くまで削りました。
これは先ほどの削った羽目板を貼り付ける芯組です。上の丸いところは、丸い窓になるため、
前もって特殊な機会で300パイの丸穴を加工しておきました。さて次はプレス機で建具を造って
行きます。
建具の接着には木工用ボンドを使用します。木工用ボンドは乾くのがわりと早く、芯材にボンドを
ぬってからの作業は手早くしなければなりません。たぶん電話がなってもでないと思います。
プレス機で約3時間ほど圧力をかけ続けます。
プレス機からとりだし、丸窓の部分を機械でくりぬいたのが上の写真です。ようやく建具っぽく
なってきました。あとは小口に無垢材をはり、丸窓の小口にも無垢材をいれ、引き手、ガラス
などをいれたら完成です。ここまで製作するのには約3日ほどかかります。一番手間なのは
最初に行う材料の厚みを削り合わせる作業です。
今回の建具は当初は簡単に施工できると安易に考えていたのですが、支給していただいた
羽目板が思っていた以上に手間がかかり、無事に製品として出来上がるのかが不安でした。
ですが反りもなく、お客様のご要望の品物ができたんじゃないのかなと思います。
次回はこの建具の納めた現場をご紹介します。
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