岐阜市某公供物件 カウンターの取り付け
おはようございます。またまたずいぶん久しぶりのブログ更新です。
先週はインフルエンザにかかってしまい、まるっと1週間仕事を休み、今週もおとといくらいから
仕事に復帰しました。インフルエンザのしんどさを痛感しました。みなさんも予防接種はちゃんと
打ったほうがいいですよ。
今回ご紹介するのは以前おさめた受付カウンターです。
カウンターといってもちょっと変わった形で、製作には約1か月かかりました。
これは左がカウンターの収納部分を仮置きして、今はその上の天板部分の加工を行って
いるところです。天板の材質はナラ積層材、長さ約2500厚み60mmです。
とても頑丈で、とても重い材質の天板なので極力現場での作業がないように、工場で加工を
してくるのですが、やはり現場での壁、床との納まりなどで微調整は必要です。
この微調整が職人の技術力がわかります。家具は直角に作っても、現場の壁や床はまっすぐ
ではありません。現場は仕上がっているので傷などには最善の注意が必要です。
上からみた写真です。工場で見たら結構大きな家具だと思いましたが、現場に入れると
とても小さく感じます。天板と下の収納の接続ができましたので、あとは壁にくっつけて固定を
します。とても重いので監督さんにも手伝ってもらい、5人がかりで持ち上げます。
取り付けが終了しました。収納の天板はスチールの板に、こげ茶色の焼き付け塗装仕上げに
なっています。収納の腰の部分は杉材の羽目板です。黒く塗装をします。天板の積層材は
ウレタンクリア塗装をします。まだ塗装をしていないため、完成度は低いですが、これでも
立派です。この家具の難しかったところは、全部を木や、ポリ合板、メラミン化粧合板で製作
するのなら簡単なのですが、収納の天板がスチール板でした。
少しわかりずらいですが、スチールの足をナラ積層材とjointしています。下からビス止め
できるように加工してあります。あとスチールの溶接面をいかに少なくして、焼き付け塗装を
行い、うまく仕上げれるかが難しかったです。自分がスチールに不慣れだったということもあり、
今回はとても勉強になりました。
次回はこの現場の建具をご紹介します。来週は新築住宅を2件おさめます。おさめる時期が
ずれると助かったのですが、見事に重なり、ちょっとしんどいですが何とかおさめたいです。
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