某施設建具の芯組の納まり図

おはようございます。今日は以前お話しました、某施設の建具の芯組についてお話します。

この施設の方は自閉症の方が多く、扉に当って蹴って穴を開けてしまうことが多々あるということで、

今回は以前別の施設で作った建具の芯組と比較してみたいと思います。

上の写真は以前別の施設で作った芯組です。これでも通常は横桟のピッチは約200くらい

なのですが、下のほうには約80ピッチで芯材が入っています。普通に使っていれば全然問題は

ありません。ですが今回は芯材は多めに入れることにしました。

床から500mmくらいのところまでぎっしりと芯材を入れます。それと幅が1000mmありますので、

上と真ん中の横桟には無垢の堅木を使用して、ヒネリや反りに対応してあります。

反りに関してはベニヤにもともと反りがあったり、含水率が高かったりすることもあるので、

絶対反らないとはいえないのですが、でも多分大丈夫だと思います。

この写真は施設の方にも見てもらいます。これで建具を蹴った場合、おそらく建具は無事で枠か

もしくは壁が割れると思います。壊れないことを祈っています。